実際にどんな相談があるの? 相談窓口に寄せられた実際のご相談をご紹介しております。

相談事例ケース1

築34年一戸建て住宅のリフォームをしてから目がチカチカ、吐き気、頭痛がするようになった。病院で診断を受けたが特に異常はなかった。小さな子供がいるため影響がないか心配。いろいろな機関に相談した結果シックハウスではないかと言われたのでこちらに相談した。
対応・結果
自宅訪問し現状を確認する。リフォーム内容は主に壁紙の貼り替えであったが24時間換気の設置がなく換気環境が適切でない状態であったため換気設備の設置をすることを提案した。数か月後に24時間換気を設置。その後体調が改善された。

相談事例ケース2

築5年のアパートに住んでいる。最近、朝起きるといつも頭痛がするが仕事に出かけてから数時間で改善する。インターネットで調べるとシックハウスの症状に似ていることが分かったので相談した。
対応・結果
電話で状況を確認する。24時間換気は稼働している。症状が出始めた頃に室内環境の変化などもなく他の原因は考えられないためまずは医療機関の受診を勧める。診断の結果、他の疾患が原因と分かる。

相談事例ケース3

新築した家に住み始めてからいつも頭がぼーっとするようになった。家族の中では自分だけがこの症状になるので何かの病気かと思い病院に行き検査を受けたが原因は分からなかった。医師からシックハウスではと言われたので相談した。
対応・結果
自宅訪問し現状を確認する。24時間換気の給気口を布で塞いであったため換気環境が適切でなかった。すぐに布を取り外し様子を見た結果、数日で体調が改善された。

相談事例ケース4

築年数の古いマンションをリフォームして住み始めたが毎日頭痛と喉の痛みが出るようになった。知人の建築士に相談した結果シックハウスではないかと言われたため管理会社やリフォーム会社に問い合わせたが建築基準法を順守した建材を使用しているので問題ないとの回答であった。一度調査してほしい。
対応・結果
室内空気質測定を実施。ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドの濃度が基準値を上回っていた。24時間換気の設置を検討したが躯体に穴を開けることはできないと言われたため相談者自らが化学物質低減剤を既存の壁(クロス)に塗布した。数か月後には体調が改善された。

相談事例ケース5

最近子供の喘息の症状が悪化してきた。外出している時は改善する。病院の先生に相談したところカビなどの住まい環境が原因ではないかと言われた。カビの測定をしてほしい。
対応・結果
カビ測定を実施。検出されたカビは一般的な種類と量であった。化学物質などの影響も否定はできないが30年以上の築年数やその居室の状況などから影響は少ないと判断ししばらくはこまめな掃除と換気をしながら様子をみることを提案した。

相談事例ケース6

職場の事務スペースにいると頭痛や体のしびれなど体調を崩す人がいる。その人は出勤時のみ体調が悪化するため原因は職場にあるのではと思い相談した。
対応・結果
室内空気測定を実施。測定したすべての物質は大幅に基準値を下回っていた。ビルの換気システムにも問題はなかったため他の原因が考えられるとお伝えした。その後の調査で体調不良の原因は職場のストレスが原因であったと分かる。

相談事例ケース7

出産を機に自宅をリフォームしたがしばらくして母親のみ頭痛や吐き気などの体調不良が続くようになった。建築会社に相談したが建材に問題はないと言われた。市役所の建築課に相談したが良くわからないためこちらに相談した。
対応・結果
室内空気測定を実施。測定したすべての物質は基準値以内であった。空気質に特段の問題がないことを知ったことで安心した結果体調が改善されたとのこと。小さな子供に影響がでないか極度な心配をした結果体調不良になっていたと考えられる。目に見えない化学物質だが測定をした結果基準値以内であることにとても安心したと言われていた。

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